2017年9月28日木曜日

(4-3) 診療進行状況の「見える化」とは?

2017/02から始め、それ以降一日も欠かさず継続している取組みです。
(概要は過去の新着ニュース(PDF資料)をご覧ください。
 なお、このPDF資料の中の説明図絵と同じものを待合室のモニターに常時掲載しています。)

2017/02/01以降の全患者様につき、受付(ご来院・お会計)の時刻、および検査・診察それぞれの開始・終了時刻を標準で必ず記録しています。

かつ、それを「進行図表」という独特の図表に必ず記録しています。
図表は電子データとして保存している他、日別に紙面に印刷して月単位で冊子化して保存してもいます。
※:運輸業界の運行ダイヤグラムの形式、上述のPDF資料の中に一例を抜粋しています。

この「見える化」の効果は極めて大きく、これを始めてから、待ち時間改善は飛躍的に向上しました。
何が原因で患者様をお待たせしたのか、検査・診察の所要時間が平均でどの程度か等々、様々な診療の上での流れが一目瞭然になるからです。
(各患者様のプライバシーに加え、当院内の経営機密も含むため、この図表そのものは非公開です。
 ですが、例えば前回長くお待たせした患者様につき、お問合せいただければ、何故お待たせしたのか等の詳細を回答させていただくことは可能です。)

他記事に挙げるように、この図表の中から長いお待たせの原因は何かを一つ一つ抽出し、それらへの対策を考え実行しています。
このサイクルを繰り返すことで、理屈の上では改善は少しずつ進むはずであり、また実績としてもそうなって現在に至っています。

待ち時間の改善のみならず、その他の面でも少なからぬ効果はある、または期待できます。
(例えば、待合室の平均ご滞在人数等に基づいた待合室の広さ・レイアウトの見直し。さらに、あくまで一般論としてですが、職員の労務管理の適正化等々)

今後も引き続き、この「見える化」進行図表を基に、精力的に様々な改善を重ねてゆきます。


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