当たり前ですが、健全な診療を行う上で、追加検査等をしないわけにもいきません。
そこで、追加検査の発生をある程度予見して、後の時間帯に適度な時間のすき間を作っておくことが有効な対策の一つとなります。
問題は、どのタイミングで、どの程度のすき間を作っておくべきかです。
極論すれば、後の時間帯に十二分なすき間(例えば30分~1時間丸々)を空けておけば、ほぼ確実な対策にはなります。
現実問題として、予約枠を極端に絞ることも難しいため、できる範囲で一部の予約枠を調整する(最低限のすき間を作る)等で実際の対策を打っています。
とはいえ、これだと検終の発生状況により、その最低限のすき間が活きる場合と(成功)、タイミング悪くそのすき間が無駄になり、後のすき間の無い時間帯に診察が詰まってしまう場合(失敗)も残念ながらまだあります。
これまで、そのすき間の作り方について、予約枠の設定とともに、様々な試行錯誤を重ねてきました。
検終は一定の頻度で発生してきているので、研究材料は日々増えており、段々と(少なくとも同じパターンでの)検終は発生しにくくなると見込まれます。
まだ細部に課題はありますが、診療進行状況の「見える化」を開始して半年以上が経過しており、大筋の面はほぼ解明できています。
現在の進捗状況としては、大筋の解明内容を踏まえて、細部を調整しているところです。
まだ試行錯誤する余地は多少ありますが、過去の事例から、検終発生までの流れのパターンはだいぶ絞られてきました。