日々お忙しく、時間に追われる方にも受診していただきやすくすることで、間接的に眼科受診率を上げ、地域医療に貢献したいという強い思いも背景にあります。
加えて、元々スタッフの一人が運輸業界に勤めていた経験もきっかけの一つです。
鉄道や航空などでは、分単位どころか秒単位で時間に正確な運行が求められます。
そのため、運行の現場では時間管理が非常に厳しいです。
最近では特に、いかに運行ダイヤに適正な時間余裕を持たせ、不測の事態にも柔軟に対応し、安定して時間通りの運行を重ねてゆくかが至上命題の一つです。
当院の「待たない医療」への具体的な取組みは、直接には、この視点・経験を医療の世界にも積極的に応用しようという発想からスタートしました。
言うまでもなく、医療機関としては、診療の質を絶対に落とさない、質を犠牲にしないという強い縛りがあります。
診療の質と時間の正確さ。この両立は決して簡単なことではありません。
ですが、開院2年以上を経て、時に患者様にご迷惑をおかけすることもありましたが、試行錯誤を重ね、何とか現状レベルまで育てることができてきました。