前記事(4)から続けます。
次に、原因②・⑥について。
時刻A以前は検査に若干余裕がありましたが、不測の事態を踏まえると、その程度の余裕は残しておいて良かったと考えます。
よって、時刻A以前は特に対策・変更の必要はなく、裏返せば、時刻A以降に少しその分予約枠を増やしたのは、全体の予約枠の人数合計を踏まえると、適正であったと考えます。
(用心するならば、時刻A以降も増やすべきでないという考え方もできはします。
ですが、例えばその長い検査がもし1時間遅れたら…等と考え出すとキリがなく、
患者様のご来院率を踏まえると、やみくもに予約枠を絞り過ぎるのも宜しくないと考えます。)
原因③についても、既述の通り予見しており、それを見越して「予な」欄表示や時刻A以前の予約枠を少し絞っていたので、特に改めての対策は必要ないと考えています。
つまり、(8)で述べた原因①の対策(長い検査の細切れ化)により、原因②・③もカバーできると考えます。
次の(6)に続きます。
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