2017年12月12日火曜日

仮予約登録(詳細)

2017/12/21(木) 11:30公開
先日より次回分のご予約を予め予約システムに上書き保存する
ようにしましたが、当初その説明で誤解を招いたようです。

その点をまず重ねてお詫びします。
その上で、以下で当方の真意、詳細についてご説明します。:

(最近のブログ記事では簡潔に読みやすく工夫していますが、
あらぬ誤解を更に生まぬよう、以下はかなり長い文章です。)



まず、当初は「仮予約」方式と称したため、患者様の意に反し
当院側の都合の良い日時に強引に誘導する仕組みを作ろう
としているのでは?との誤解が生じたかもしれません。
(当方にそのような意図は全くなく、むしろ逆でした。→後述)

説明の公表直後12/19夜から12/20昼までにかけ、患者様よりの
反応が芳しくなかったため、もしかしてそのようなあらぬ誤解を
招いたかと思い、詳細説明として本記事の公開に至った次第です。

「患者様の不本意な日時に固定されるものではありません」
という注釈を明示的に付けたはずですが、それでもそのような
誤解をもし招いたとすれば、非常に残念です。

対策として、今後は無用な誤解を招かぬよう、更に厳重に言葉を
選んでお伝えするとともに、(長い文章になるかもしれませんが)
念のため詳細説明を別記事で必ず標準で付けるようにします。




予約の偏りの改善につながる旨を最初に挙げたことが原因だった
ようにも思いますので、特にその点を詳細に補足します。

以前ですが、このようなことがありました。:


患者様A様は、〇曜日の午前に1ヶ月おきのご来院でしたが、
ある月はたまたまその〇曜日が祝日のため、代わりに
次の△曜日午前のご予約をお取りしました。

その△曜日午前の診療自体は、特に何事もなく終わりました。

最後にその次の診療予約をお取りする際、
「今回と同じく次も1か月後の△曜日の同じ時間で良いですか?」
ときちんとお伺いした上で、それで良いとの明示的なご返事を
頂戴したため、その日時でお取りしました。

ですが、その次の回、たまたまその時間帯が混雑してしまい、
A様を長くお待たせしてしまいました。



後で調べてみると、A様と同様な方が多いことが分かりました。
(つまり、元々は定例で〇曜日午前の予約でしたが、たまたま
祝日に当たる関係で、代わりに△曜日の予約になり、それ以降も
毎月ずっと△曜日予約のままになっている方)

その結果、祝日の翌月以降も〇曜日の予約の入りが少なく、
逆に△曜日の予約の入りが多いという偏りが生じていました。

長いお待たせの原因を分析してみると、(あくまで間接的に)
その偏りが遠因の一つになっていることが分かりました。



〇曜日から△曜日に変わった方につき、患者様にとって△曜日
方がご都合が良ければ、もちろんそのままの方が良いです。

ですが、たまたまA様の場合、後でよくよくお伺いしてみると、
「△曜日もダメではないが、できれば〇曜日の方が都合が良い」
とのことでした(そのため、定例で元々〇曜日のご予約)

そうであれば、A様のご希望を踏まえ、祝日の月の翌月以降は
〇曜日予約に戻っていただくべきであった、と後悔しました。
(A様のご希望に叶う上、結果的に〇曜日は空いており、
長くお待たせすることが無かったと思われるため)



上述のように、必ず明示的にご希望日時をお伺いし、ご承諾の
上で次回ご予約をお取りしています。

ですが、たまたま診察・受付が立て込んでいる場合、従来は
「今回と同じ曜日・時間帯で良いですか?」との伺い方でした

よりきめ細かな診療を実現する上で、そういった点は改善対象
の一つであると思い、今回の方策に実施に至った次第です。



次回予約分を仮で当方の予約システム上に登録する際、
日時未定での仮登録が直接にはできない仕組みになっています。

そのため、まずは定期再診で曜日・時間帯が(あくまで患者様
ご自身のご希望として)毎月ほぼ同じ方につき、次の候補日時
が容易に分かるため、仮登録の方式が有効と判断しました。
次回予約の登録時間の短縮だけでなく、上述のA様のような
ケースの改善にも効果的と思われるためです
予め〇曜日予約を仮登録しておくことによる)



ただし実際には、12/19~20に試行した実績として、定期再診
でも何割かの方は、患者様のご希望(たまたま次月のその曜日・
時間帯は予定が入っている等)等により、全く異なる曜日・
時間帯に変更になっています。
(決して、当方で仮登録した日時に強引に誘導していません)

昨日「12/19にテストして問題なかった」と申し上げたのは、
 ・候補日時のままでOKとのご承諾の上で正式予約した場合
 ・ご希望等で別の日時に変更して正式予約した場合
の両方において、間違いが特に無かったという意味です。



今後は、次回予約が未定の方(初診の方を含む)についても、
架空の日時(例えば休診日・診療時間外の日時)の選択により、
疑似的・裏技的に日時未定での仮登録を行うよう準備中です。
後日お電話で予約をお受けする際の時間短縮だけでなく、
誤って同姓同名の方を登録するミスの防止等にもなるため

架空日時も、選択・登録の仕方によっては、
正式登録時に誤って隣の休診日の日時を選択してしまったのか、
仮登録なのかの判別がつかなくなる恐れがあるため、
慎重にテストした上で本実施につなげてゆきます。

(仮登録時は「仮」マークを記していますが、その仮マークの
付け忘れ・消し忘れがあると、トラブルにつながるので)



大変に長くなりましたが、以上が当方の真意の全容です。