前日の記事で申し上げたように、時間帯別の連待5・10分以内率について、方法・表現を変えて再集計しました。
以下の色付き数字の箇所は、後で理由(A)~(C)を補足説明しています。
予約なしの方については、予約ありの方と競合する場合、予約優先ルールに従い、5分以内率はある程度犠牲になっていただきますが、代わりに予約なしでのご来院率を時間帯別に予測した上で、10分以内率はできるだけ落とさないようにしています。
11月通算 予約あり※1 予約なし※3
08:40~09:00 92% 97% 54% 86%
09:00~09:30 75% 98% 60% 100%※4
09:30~10:00 70% 88% 57% 86% … (A)・(B)
10:00~10:30 75% 96% 59% 88%
10:30~11:00 56% 75% 55% 88% … (A)・(B)※5
※5:最近2週間(11/21~12/4)
予約あり5分=86%・10分=100%、予約なし5分=71%・10分=100%
11:00~11:30 73% 97% 67% 100%※4
11:30~12:00 70% 95% 63% 88% … (A)
12:00~12:30 100% - 100% -
12:30~13:00 83% 100% (該当の方不在)※土曜のみ
13:00~13:30 100% - (該当の方不在)※土曜のみ
13:30~14:00 100% - 100% - ※土曜のみ
15:00~15:30 70% 93% 60% 100% … (A)
15:30~16:00 88% 100% (該当の方不在)
16:00~16:30 67% 86% 50% 75% … (A)・(C)※6
16:30~17:00 100% - 100% -
※6:最近2週間(11/21~12/4)
予約あり5分=100%、予約なし5分=75%・10分=100%
(B)…急患対応
(C)…当方のミス(11/1夕方、直ちに再発防止策を講じ、その後は同時間帯は順調)
11月全体平均での連待5・10分以内率が約77%・95%でしたので、午前を中心にほぼその平均に近い時間帯が多く見受けられます。
平均よりも水準が低い時間帯のうち、(C)は上述のように直ちに対策し、その後は順調です。
(B)はやむを得ないとして、目下重点的に対策すべきなのは(A)です。
原因としては比較的明快なので、ひとまず意識的に予約・準予約枠を標準で控えめにする一方、やむを得ず予約・準予約が多めの時間帯は、当面は特記・詳細の記事で明示的にお伝えするようにします。
その上で、各患者様の平均診療時間やご来院率などをできるだけ正確に予測して、より適正な予約人数にできるよう、場合により新指標などもさらに導入して研究を深めます(詳細は後日)。
なお、(B)は別として、(A)・(C)が無かった場合、ほぼ平均程度の水準になっていたと推定されます。
※1:予約あり→正規予約枠の方のみ集計させていただきました。
(準予約の方、ならびに予約時刻より30分程度かそれ以上早く、または15分以上遅れてご来院の方は対象外。
なお、準予約とは、症状・目的により、正規予約枠の人数を超えて直前にお受けする場合です。
正規枠が空いている場合、当日・直前でも、正規予約になります。)
※2:予約時刻ではなく、実際にご来院になった時刻です。
(予約の空白時間帯、または明らかに他の方と競合しないタイミングでご来院の方は対象外。
因みに、そのような時間帯・タイミングでご来院の場合、11月は予約なしの方ばかりのご来院集中がほぼ無かったため、5分以内率=100%でした。
11月後半は特に、そのような競合しない時間帯を明らかに狙ってのご来院が多い傾向がありました。)
※4:なお、一部、予約ありの10分以内率が97~98%程度なのに対し、予約なしが100%の時間帯がありますが、予約なしの場合の人数が少ないため、数%は統計上の誤差とお考えいただければ幸いです。
※5:10:30~11:00の10分以内率のみ、予約あり/なしで数字が逆転していますが、ここはやや複雑な事情が絡むため、半端な説明で誤解を招かぬよう、一旦ここでは割愛させていただき、後日改めて詳細にご説明します。