診療の流れとご来院率（２）

2018/04/19(木) 17:50公開,4/26(木) 22:00追記
3月振返り記事の別冊として公開します。



診療の流れには、大よそ傾向・パターンがあります。
前記事（１）ではその傾向の分類を行いました。

それらの分類を分析してみると、比較的明確に見て
取れる「法則」があることが分かります。


代表的なものとして、以下の点が挙げられます。：
（他にも細かくは色々あります）
　①前の時間帯が空振り（または抑え過ぎ）になる
　　場合、後の時間帯にしわ寄せが行きやすい

　②前日※の混雑実績で◎続きの時間帯は、当日の
　　混雑予想が◆◇続きでも避けられやすい
　（追記）※前日よりはやや弱いですが、前週の
　　　　　　同じ曜日に対しても同様の傾向

　③天候が優れない場合、空きやすい
　（雨天、低温など。前後の日と比べ相対的に）

これらの法則を踏まえると、例えば昨日4/18(水)
の混雑実績をある程度明快に説明できます。


昨日10:30～昼頃はご来院が少なく空きました。

午前は雨天、かつ前日4/17(火)10:30以降に◎が
並んだため、法則②③に基づいたと考えられます。
（10:30以前も他の法則でほぼ説明できますが、
　やや込み入った事情のため、ここでは割愛）

一方、同日午後はご来院がかなり増えました。

同日午前が空き、昼頃に天気が急回復したため、
法則①③に基づいたと考えられます。


なお、上述の法則ならびに過去の実績に基づき、
昼の段階で午後のご来院増は十分予見できました。

もっと言えば、15・16時台の前半／後半それぞれ
に大なり小なりご来院集中の可能性がありました。


当初、15時台は元々ご予約を多く頂戴しており、
かつ平均診療時間も比較的長めとの見込でした。
（そのため、特に前半は「予約あり最優先」）

一方、16時台はご予約が完全に空いていました。
（そのため◆並び、かつ「予約なしおススメ」）


そのため、上述の各時間帯の個別事情も踏まえ、
ご案内等を随時「工夫」させていただきました。
（おかげさまで、ご来院が分散し順調でした）

かつ、16:15段階でご来院集中は可能性が低く
なったため、混雑予想表示等も緩めました。

（予想通り、それ以降はご来院は少なく終わる）


今回は以上です。
引き続き研究を深め、より良い医療につなげます。