2018年7月14日土曜日

診療の流れとご来院率(4)

2018/07/14(土) 01:20公開
記事としては3か月ぶりですが、考察を続けます。


診療の流れには大よそ傾向・パターンがあり、その
分析から、比較的明確な法則」を見て取れます。

前記事(2(3)では、その傾向の分類を行い、
その上で法則を具体的にご説明しました。

今回もその続きですが、タイムリーな話として、
つい先日7/11(水)流れを今回の題材にします。
→これまでの研究事例4/20(金)4/25(水)等と
比較しながら捉えると、非常に分かりやすいです。

4/25(水)7/11(水)の両日とも、午前の診察は
朝一から昼までほぼ並びである点が共通します。


異なるのは、午後の診察の混雑状況です。
まず、15時台に着目してみます。

4/25(水)は空いた反面、7/11(水)は午前と同様
(検査・)診察が並びの状況でした。

一方、16時台に着目すると、4/25(水)検査・診察
とも並びでしたが、7/11(水)は極端に空きました。

15・16時台の混み具合が逆転していると分かります。


診療の流れを踏まえると、これまでにご紹介した
いくつかの法則を足し合わせて理由を説明できます。

2018/07/22(日) 00:00追記:
上述の4/257/11との違いから読み取れるのは、
「2度あることは3度あると思われやすい」法則です。
(→詳細は考察記事(3)をご参照下さい)

7/11(水)は、16時台の混雑を懸念し、できるだけ
15時台のご来院を促すようお伝えしていました。

おかげさまで、15時台にお越しいただける方が多く、
16時台の混雑という当初の懸念は回避できました。

ですが、結果的に15時台も並んだため、多く
が警戒感・不信感をお持ちになったと思われます。
(「午前も15時台も混んだので、16時台も危ない」)

その結果、16時台はご来院が極端に少なく、検査・
診察とも続きになったと考えられます。


今回はひとまず以上です。
追って、さらに本記事に考察を追記します。