2018年10月7日日曜日

9月の振返り

2018/10/07(日) 01:55公開
3ヶ月空きましたが、6月記事と同様に公開します。
(待ち時間水準が6月以降落ち着いたため、次の準備
 等のため、7~8月は振返り記事をお休みしました



9月は前月8月よりも1日平均でのご来院人数が1割
減少したものの、待ち時間水準は同程度でした
(お盆休みに念のための薬の追加処方ご希望等
 ご来院が続き、8月は平均診療時間がその分短め)


5月以前には度々発生していた度ご来院集中は
6月以降はおかげさまでほぼ発生していません。

それを反映し、連続待ち時間という面では、5分以内
率90%前後・10分以内率98%台で安定してきました。


そこで、さらに次のレベルアップ目標として、細切れ
的、断続的にお待たせする状況の軽減を掲げています。
(診療の質を落とさない絶対条件の下では、待ち時間
 の改善もいい加減限界のため、これが最終目標?)

薄々お気付きかと思いますが、7月頃から混雑実績に
新記号(背景=淡い灰色)を導入しています。

検査・診察が押し、細切れ的・断続的にお待たせして
いる状況の箇所を、この記号で表しています。
(連続待ち時間という面では「」と同じ意味のため、
 あえて記号凡例には記載しておりませんでした。)


今さらの話ではありますが、そもそも「連続待ち時間
という指標自体、当院独特の考え方ではあります。

次の検査や処置・診察までの間、何のご説明や準備
もせず、ただお待ちいただいた際の時間を表します。

純粋な待ち時間短縮に加え、患者様のストレス軽減の
ため、心理学的な知見に基づいて考案した指標です。
何の目途もなく長く待たされる程、人間が感じる
  不満やストレスは加速度的に増えるそうです。


この心理学の知見、ならびに連続待ち時間短縮のため、
当院では以前より以下のような工夫を重ねています。:

検査や診察・処置等の実施順序を柔軟に組み換える
前回ご来院時長くお待たせした方は優先的にご案内

混雑時に各患者様の診療を少しでも前に進めるため、
 ある程度細切れ的にでも一定間隔で検査等にご案内

検査・診察にまだご案内できない状況でも、残
 待ち時間見込、現在の状況を一定間隔でお伝えする


このうちについて、度が過ぎれば細切れもかえって
ストレス、わずらわしいという面もあるかと思います。
混雑時の患者様の反応も踏まえ、常識的に考えて)

そこで、細切れ待ちの状況を軽減するため、上述の
レベルアップ目標を掲げ、取組み始めた次第です。


診療の質を落とさない大前提の下では、検査・診察が
押している状況を完全に無くすのは難しいと思います。
」がある程度ポツポツあるのはやむを得ない)

ですが、連続して押している(「」続きの)状況は、
工夫を徹底的に重ねれば限りなく減らせると考えます。
(実際、直近10/5(金)10/6(土)は、押している状況
 を(一部箇所を除き)大幅に削減できました。)

連続して長くお待たせする状況と同様、連続して押し
ている状況も、必ず(一般に複数の)原因があります。

その原因を正確に突き止め、(できれば二重三重に)
対策を講じれば、理屈の上では改善は進むはずです。


できれば、この年内に、連続して押す(「続き)
状況の安定した大幅削減を実現したいと考えています。

ここまで進めば、待ち時間短縮という開院以来精力的
進めてきた一大プロジェクトもやっと完結します。

(待ち時間水準の維持を前提に)来年2019年からは、
診療の質の向上に100%力点を移したいと思います。


今回は以上です。